巨人・大田泰示内野手(18)が、3月3日に開幕する春季教育リーグの西武戦(西武第二)に「4番・三塁」で先発出場することが26日、分かった。岡崎2軍監督は「将来、4番を打つ素材。今の2軍のメンバーでは当然4番は大田になる」と断言。4番固定の“英才教育”を施し、1軍の4番に育て上げる。
ビッグルーキーの育成方針が鮮明になった。岡崎2軍監督は「普通は打席から6~7メートルの所に来たらバットを振り始めるけど、大田は5メートルのところから振り出す。あれだけ近いポイントで打てる打者はなかなかいない」と、大田の打撃を解説付きで絶賛。将来の4番候補として、2軍で4番に固定する考えを明かした。
逸材だからこそ、1軍昇格には厳しい条件を挙げた。「レギュラーとして出られるようにならないと上げない。小笠原を超えない限りはない」1軍で控えに回るより、ファームで試合出場を続けることが将来的にプラスになると判断。「最低1年はかかると思っている」と、焦らずに大きく育て上げる方針を示した。
この日は初の屋外シート打撃に挑戦。3打数無安打に終わったが、「少しずつ良くなっています。確実に芯に当たるようにして、そこから段階を上げれば結果はついてくると思います」と大田は自信をみなぎらせた。
「彼にはジーター(ヤンキース)のように(チームの花形選手に)なる素質がある。教育リーグで打って、先輩を納得させてもらいたい」期待をかける岡崎2軍監督の言葉に、大田は「スーパースターみたいな選手になれるよう頑張ります」と決意表明した。巨人の顔になるため、2軍から1軍へとつながる“4番道”を歩む。
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